本堂の位置と見どころ
本堂は、身延山久遠寺境内の五重塔側にあります。
本堂の位置
本堂へ行くルートはいくつかあります。
- 菩提梯または男坂を上った場合は正面に見える建物です。
- 斜行エレベーターまたはエレベーター脇の歩道で上って境内に出た場合は、
本堂脇に出ます。 - 乗合タクシーで本堂裏まで上った場合は目の前の建物が本堂です。
(しだれ桜のお花見シーズンは、せいしん駐車場までになるので注意が必要です。) - 女坂を上った場合は境内の対角線上の一番遠い外れにあります。
墨龍は一見の価値あり!
久遠寺に行ったら、ぜひ見ていただきたいのが墨龍(ぼくりゅう)です。
墨龍は、本堂の天井に描かれている天井画です。
加山又造画伯の力作で、巨大な龍を天井に見ることができます。
かなり大きな天井画で、40〜50畳分はあると思います。
(床の畳を簡単に数えてみたので、誤差がきっとありますがご容赦ください。)
堂内は撮影禁止なので、写真に撮ることはできませんでしたが、
その迫力ある龍は、一見の価値があると思います。
墨龍を倍楽しむ!
一般的に龍は水晶玉のような宝珠を持っていますよね。
ですが、この墨龍は宝珠を持っていません。
加山又造画伯いわく、
「法華経に出てくる龍は、お釈迦様に献上したので宝珠は持っていない」
とのこと。
こんな観点から龍の指に注目して見てみると、また面白いです。
堂内の墨龍は、無料で拝観できます。
地階の宝物館
本堂の地階には宝物館があります。
ここには、久遠寺所有の国宝・重要文化財・指定文化財などが多く展示されています。
書物、掛け軸類が多いと思います。
堂内は無料で見学できますが、地階の宝物館は有料です。
拝観料は、個人一般で300円でした。